アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
その後にしおりをはさみました!
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
- しおりがはさまれています
-
その後
-
その日、家に帰ってから少年は.......
「何してたの?遅かったね」
姉から声を掛けられたことをスルーして、洗剤で手を洗い、うがいをして。
「うぅ、気持ち悪い」
などと言いながらずっと洗面台にいた。
「あんた、何あったの?お姉ちゃんに話してみ?」
ニヤニヤと笑いながら少年に問いかける。男同士なら、なんでもいいくせに。
「いや、別に.....」
しかし、その時少年は思った。今日のこと二人の秘密って言われたけど、なんかむしゃくしゃする。
曖昧にぼかして姉ちゃんに話してしまおうか。
「何もなかったの?つまんない.....。」
「あっ、いや.....ちょっと待って!」
少年も被害を受けるが、地味にあいつへの復讐になるなら......。姉の餌食になることは間違いないのだから。
「なになに?」
「あのさ、話しきいてくんない?」
・・・・・・・・
「ムフフwwそんな美味し.....んっぅ
ん、面白いことがあったのか!」
今、姉が美味しいと言おうとしたのは分かりきっていること。姉にとっては最高のネタになったのだろう。
「よし、次の同人誌ネタはこれにしよう!」
「あの、それはいいけど、一応プライバシーがあるから....」
流石にあいつをそこまで追い詰めるつもりのない少年は口を挟んだ。
あんなことをされておきながら、否定もせず受け入れた。しかも、復讐のようなことをするでもない。
ただ、一つ抵抗として姉に話しただけ。アホなのか、お人好し過ぎるのか、ドMなのか......。
「わかってるよ。個人名は出さないって!話してくれてありがとう!ウフフw」
そう言って姉は、自分の部屋へ入って行った。
少年はその後も手洗いうがいを繰り返し続けていたという.......。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
11 / 12