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すれちがい 黒×夜久(研×リエ)にしおりをはさみました!
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すれちがい 黒×夜久(研×リエ)
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夜久side
突然だか俺には好きな奴がいる。
「研磨大丈夫か?疲れてないか?怪我してないか?」
「クロうるさい…」
幼なじみである研磨にウザがられても気にせず研磨を心配するうちの主将
黒尾 鉄朗 (くろお てつろう)
この男を好きになったのはバレー部へ入部してからのこと。
以前は強豪と言われていた猫駒もすっかり廃れ、後輩をいびることだけが得意な先輩の下で必要以上に走り込みをさせられる日々だった。
(こんなんじゃ弱くなる一方だ。)
と当時1年だった夜久も後輩いびりを受けている内の1人だった。
最初はそれなりの数だった1年も先輩の横暴な態度に耐えきれなくなり次々と退部していった。
そして残ったのはたったの3人。
俺、黒尾、海だった。
その頃から自分は黒尾の事が好きだったのかもしれない。
試合のミスを全て自分のせいにされても
「いずれいなくなる人に怒ったって意味ないだろ?」
と言い、凛と立っていた黒尾の後ろ姿は今でも忘れられない。
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