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篠ちゃんとお昼ご飯。 Ⅳにしおりをはさみました!
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篠ちゃんとお昼ご飯。 Ⅳ
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篠ちゃんが玉子焼で咽せたので、急いで持っていたお茶を渡した。
よっぽど苦しかったのか、篠ちゃんは勢いよくお茶を飲んだ。
「…………熱っ!」
?
確かに温かいのを持ってきてるけど、そこまで熱くないはず。
「今はね~、寒いからねぇ~」
そう言うと、恨めしそうな顔を向けてきた。
どうやら猫舌らしい。
ちょっと涙目になって、はふはふしてる。
少し意外かも。
篠ちゃんが落ち着いてから、残りのお弁当も食べさせてあげることにした。
「はい、篠ちゃん」
「いやだから自分で…………」
「駄目~」
「……………………」
篠ちゃんは自分でやりたそうだけど、面白い反応が見たいからやらせてあげない。
…………俺ってこんな性格だったかなぁ?
途中で諦めてお昼を食べる篠ちゃんを見てると、何だか嬉しくなってきた。
「篠ちゃんか~わい」
「っゴフッ?!」
「どしたの篠ちゃん?」
何気なく可愛いと言うと、篠ちゃんがまた咽せた。
何でもないと言いたそうなんだけど、顔も少し赤い。
熱でもあるのかな?
もしそうだったら保健室行かないと!
「ほんとにどしたの篠ちゃん? 顔赤いよ?」
「?!」
「具合悪いの?」
「い、いや、そういう訳じゃ…………」
本当に大丈夫なのかな…………。
はっきりしない篠ちゃんを見ながら、心配になった。
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