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18歳以上ですか?
62にしおりをはさみました!
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62
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くらくらする…………
「…、ひ君?!」
遠くで夜人さんの声が聞こえた気がしたけど、引き込まれる感覚には抗えなかった。
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「旭くん、大丈夫?」
目を開けると、夜人さんが不安げに僕の顔をのぞき込むんでいた。
あれ、僕何して………!!!
「ご、ごめんなさい!なんかふわっとなってしまって…」
「ううん、気にしないで。それより気分悪くない?」
「ぜ、全然大丈夫です!むしろ気持、ち……」
「良かった、です…」
我ながら馬鹿な感想を述べているとは思った、恥ずかしい消えたい…
そんな何とも言えない思いと格闘している様子が、謎のツボに入ったのか、夜人さんは涙を浮かべながら笑っていた。
「っあははっ!、…そっかぁ。良かった~」
「わ、笑わないでください~! 僕もいっぱいいっぱいだったんですからっ!」
「ふふっ、ごめんね。可愛い顔してたから」
そう言うと、夜人さんは優しく僕の頭を撫でた。
「…夜人さんも可愛かったですよ?」
「へ?」「ささ、着替えなきゃ…!」
「お、おーい」「夜人さん今日何食べたいですかー?買い出し行ってきますけど」
「旭くん、なんか最近扱いが雑になってきてない?」
「そんな事ないですよ?ふふっ」
「まぁ、いいけど。俺も一緒に行くよ。着替えてくるからちょっと待ってて」
何でもないようなことを話しながら、僕達は近くのスーパーに向かった。
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