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王子様とアイスクイーンにしおりをはさみました!
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王子様とアイスクイーン
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「王子っ♪」
「おはようございます!」
4、5人のグループで固まって優都に話しかけている。
そのグループは学年も組も関係無いので、きっと『伊居親衛隊』の皆様だろう。
「おはよう」
優都がそう、返しただけで嬉しそうに頬を赤く染める。まぁ、男子生徒だけど。
優都はさり気なく呼び止められると手を振り挨拶に笑顔で返す。さすがは王子だな。
そして向こうの廊下でも「きゃー!」という、叫び声(もちろん男)が聞こえた。
「なんかあったのか?」
優都の周りに近寄ってくる奴が多く、向こうの廊下まで見えない。
背の高い良が背伸びして見てくれた。
「あー……アイスクイーンだな。氷室だよ」
「氷室?副委員長の?」
僕が良にそう返すと隆之が背中にへばりついてきた。
「お前委員会で人を覚えるのやめろよなwwww」
なぜそんなウケているんだ、隆之…。
それにしても、アイスクイーンってどういう事だ?
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