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18歳以上ですか?
2にしおりをはさみました!
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「うるさいうるさいうるさい!!!王子に大切にされてる山城に僕の気持ちがわかるの!?」
首にヒンヤリとした感覚。
弱い力ながらも七瀬は僕の首を締めようとしているようだ。
「僕はずっと…ずっと前から……」
苦しいのは僕なのに、なぜか僕の首をしめている七瀬が泣き始めた。僕の顔に七瀬の涙が落ちてくる。
「七瀬、優都のことが好きなのか」
「そうだよ!悪いっ!?」
涙でグシャグシャの七瀬の背に真っ白な天井、そして蛍光灯。七瀬の背後から照りつける明るい電気に七瀬の表情がより暗く映る。
「ごめん、言い方悪かった。全然悪くねぇと思う」
「あのさあ。俺は見てて興奮するからいーんだけど、なんかその体制やばくない?あと、萌理は首締めちゃだめねー」
完成にエロ養護教諭のことを忘れていた。
成宮の言葉に我に返り、客観的に見ると僕が七瀬に襲われているような体制という事に気づく。
「えっ、ぁ……ごめん、山城…」
七瀬は目を袖でこすって涙を拭きながら、僕の上から退こうとした。
その時。
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