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18歳以上ですか?
28にしおりをはさみました!
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28
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どうせ拒否権は無いのだから、モタモタしてたら何をされるか分からない。
「じゃあもうお前はいい。部屋に戻れ」
そう続けられた須賀の言葉に、叶多は思わず彼を仰ぐが、表情の無い横顔からは考えがまるで読み取れなかった。
「は……い」
とりあえず、返事をしてから叶多は静かに席を立つ。
この空間から抜け出せるのは、正直とても有難かった。
「失礼しました」
ドアを出る時に振り返ってから中に向かって一礼すると、薄く微笑んだ瞬が小さく頷く姿が目に入り、それだけで胸がジンとする。
状況から、彼が伊東の従者なのかもしれない……と、叶多は思うが、本人にそれを聞ける機会は当分巡って来ないだろう。
佐野をガードに据えた事には悪意しか感じられないが、ならばせめて存在を消していたいと叶多は強く思う。
息を殺し、須賀の視界の中へはなるべく入らないように、任期切れまでは耐なければと自分自身に言い聞かせ、叶多は此処に来た時同様重い足取りで自室へ向けて歩き出した。
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