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俺の隊長サマ。にしおりをはさみました!
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俺の隊長サマ。
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それからはさんざん歌わされた。
ここまで歌わされることになるとは思っていなかったのか、さすがに青史はバツが悪そうな顔をしていた。
それで俺は、
「青史!
俺ドリンク持ってくるからこれ歌え!」
「え、ちょ、おい!」
マイクを青史に押し付けてそこから出ることに成功した。
これぐらいしてもいいよな。
こうなったのは半分はアイツと藤本のせいだし!
「先輩」
「ん? …げ、お前かよ」
「俺でわるかったですね。
やっぱりツンデレ先輩は青史先輩の方がいいんですよね」
…まだそのネタ続いてたのかよ。
「はいはいそうですね、青史がよかったよ」
「いつまでもそんなこと言ってると、これ、渡しませんよ」
「え? 」
藤本の手元をよく見ると、それは俺のカバンだった。
「お! 藤本でかした!
ありがとな!」
そう言って俺が上機嫌でカバンに手を伸ばしたときだった。
突然ガクンとひざの力が抜けて俺はそのまま女子みたいに床にぺたんと座った。
なんなの。これ。
力、抜ける。
「先輩?」
藤本が上で首をかしげる気配がする。
からだ、あつい。
くらくら、して、なんか…
俺はそのまま意識を手放した。
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