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3にしおりをはさみました!
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「……これは一体なんだ?」
「ほえ? あっ! うわわっ! 真ちゃんソレどっから……っ!?」
「枕の下に置いてあったが?」
ガバッと物凄い勢いで立ち上がった高尾に驚いて一瞬怯んだが、彼が手を伸ばすより先に玩具を掴み目を細める。
力ずくで奪おうとする高尾の頭を右手で押さえつけ、動きを封じると手の中にあるものをマジマジと見つめた。
たまご型をしているソレはスイッチを入れると独特の機械音を発しながらブルブルと振動を始める。
大人の玩具など見たことも無い緑間でも、なんとなくコレが何をする道具なのかは理解出来た。
「前々から馬鹿な奴だとは思っていたが……。お前は日夜こんなものを使用しているのか?」
スイッチを入れたり切ったりしながら、鼻先にローターをぶら下げてやると高尾は小さく息を呑んだ。
耳まで真っ赤に染め上げて、困惑したように視線を彷徨わせる。
「う……、別に毎日ってわけじゃ」
「だが、使っているのだな?」
敢えて強調した緑間の質問に高尾は答えなかった。否、答えられなかったと言ったほうが正しい。
自分の秘密にしていた物がバレてしまいアワアワと慌てふためく彼の姿が可笑しくて自然と口元に笑みが浮かぶ。
「全く……淫乱な奴だ」
溜息混じりにそう呟いて、身を乗り出しかけていた高尾の身体をベッドの上に引き上げ自分の股の間に座らせた。
「これをどうやって使っているのだ?」
「――っ」
訊ねたが返事は戻って来ない。いつも五月蝿いくらいにしゃべり続ける口を真一文字に引き結び、小さく首を左右に振る。
その仕草に小さな嗜虐心が芽生え、ローターのスイッチをオンにするとブラウスの中に手を差込み、胸の突起に振動を押し当てた。
「あっ、や……真ちゃ、やめっ」
「嘘を吐くな。嫌ではないのだろう?」
逃げようとする腰をがっしりと抱き、強引に耳の穴に舌を滑り込ませる。
ピンと尖った乳首をローターで刺激しながら、もう片方を指でグリグリ愛撫してやると高尾は大人しくなった。
「ん、あっ……あっ……」
わざと音を立てて舐め上げると腕の中で高尾がびくびくっと震えた。
「随分と反応がいいな。一人で弄る時もこうしているのか」
「ちがっ、や……っ」
「何も違わんだろう。ここもこんなにさせて」
俯いて声を押し殺す姿に興奮が煽られて胸にローターを押し当てたまま、エプロンとスカートを捲り下着を押し上げている彼自身に触れた。
布の上から先端に爪を立ててやると、高尾のペニスがふるりと揺れた。
「いやらしいな、高尾。ローターだけでこんなに感じるなんて。下着が湿っているのだよ」
耳元で息を吹き込むように囁いてやると、小さな喘ぎ声を洩らしながら腰をくねらせる。
射精が近いのか、断続的に身体を震わせて切羽詰った声を上げた。
「は、……ぁあっ、も……真ちゃ……やめ……っ」
「止めてもいいのか?」
ローターのスイッチを止め、下半身に触れていた手を離した。
その瞬間、高尾はぐったりとした身体を預け大きく息をつく。
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