アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
拗ねた画学生にしおりをはさみました!
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
- しおりがはさまれています
-
拗ねた画学生
-
「…」
「春草?もう一度言ってみなさい」
「いや、俺じゃなくて泉の方が
可愛いんじゃないかと」
あぁ、なんて可愛げのない俺。鴎外さんに可愛がられたいのなら泉みたいに甘えればいいのに。…俺が甘えたら…ただキモいだけ。
「春草、僕が本当に泉しか可愛がってないと
思うかい?」
「ぁあ、あと芽衣も。」
「もちろん、子リスちゃんも可愛いと思う。
でも一番長く一緒にいる春草を、僕がほっ
とくわけがないだろう?」
「…俺のことなら、心配いらないです。
自分のことは自分でできるので。」
「そうじゃないのだよ…」
鴎外さんは、ほっとけないのは心配だからだけじゃないと言いそっと優しく抱きしめてくれた。
俺はその途端ぶわっと鴎外さんの胸の中ですっきりするまで泣いた。もう一つの理由は聞けなかったけど、とても安心した。
「よかった、仲直りしたみたいだね…
そういや途中で…可愛い声が、?」
「おや子リスちゃん!部屋でおとなしくまっ
ていたのかい…!なんでお利口なんだ!」
「っ!?、あ、ありがとうございます」
「さぁ、さっそく本屋に行こうではないか!
春草、子リスちゃん」
「「はいっ」」
鴎外さんは私と春草の方を自分に抱き寄せとても幸せそうだった
(春草さんも幸せそうでよかった)
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
7 / 7