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175.✧俺のおねがいにしおりをはさみました!
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175.✧俺のおねがい
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✧✧✧✧
目の前で真っ赤になって固まる旭を見て、ああさっき言いかけた理由はこれか、と妙に納得した。
『自分でするより……』俺にしてもらった方がいい、とかそんなような事なんだろう。だけど実際には言われてないし、俺は気付かないふりをして『おねがい』を囁いた。
「俺とのセックスも、頑張るって言ってくれた……」
「い、言ったけど!いや、でもっ、それは……」
「できない?……そっか、残念」
「だ、だって……それ……楓さんと、じゃない……」
「うん、そうだね。だけど、俺は旭が頑張ってるところ、見たいな……」
好きな子には意地悪したくなる、そんな中学生のような気持ちで俺は旭に意地悪を言った。
旭は何か反抗の言葉を探していたけど結局みつからなかったみたいで、「ばか……」と小さく呟いて俺の胸をトスッと叩いた。
ここまでくれば、あと一押しだろう。
『おねがい』という名目の欲望を叶えようと俺はまた旭に意地悪を囁いた。
「ねえ旭……、俺にしか見せない顔、見せてほしいな?」
「っ!ほ、んとに……ずるいから!……はあ…………」
旭は耐えきれなくなったように両手で顔を覆って深いため息をついた。その右手をとって舌を這わせると、旭は熱の篭った視線でその様子を見て息を呑んだ。
「…………やる、から……」
「ふふ、ありがとう」
か細い声でそう言った旭の上から退くと、旭は眉間に皺を寄せてゆっくりと起き上がった。履いていたスウェットを下着ごと自分で脱ぐと、背中から俺に凭れかかった。
顔を見せないような体勢になったのはせめてもの抵抗なんだろう。
顎を旭の肩に置いた俺は、後ろから抱きしめるようにそのニットの中に手を入れて、固くなった乳首を弄る。旭はびくびくと身体をはねさせながら恐る恐るといった感じで自身に手を伸ばした。
「頑張ってね」
「頑張るもなにも……はあ……んっ……」
旭はぎゅっと目を瞑って自身を握るとゆるゆると扱き始めた。
見た感じ、快感に耐えているのもあるんだろうけど、どうしたらいいのか分からなくて戸惑っているのが強いんだろうな。まあ、一回くらいは自分で抜くという経験をしておくのも必要だろう。
それにしても……なんというか、この上ないくらい絶景……。
「旭、可愛い……」
「……っ、耳、やっ……」
旭の耳を舌で弄って楽しむ俺を、旭は潤んだ瞳で睨みつけてきた。
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