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3.三善の心を作った奴等-3にしおりをはさみました!
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3.三善の心を作った奴等-3
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それは三善にとって、生まれて初めての痛みだった。
男同士のやり方は知らなかった。
けれど、先輩が知っていて、何も知らなかった三善に全てを教えてくれた。
セックスをする為の準備や、その行為をする時に何処を使うのか全てを教えてくれた。
三善は先輩に言われるがままに動き、脚を開いた。
先輩は、そんな三善を見て興奮した表情をしていた。
それが、三善の中の何かを煽る。
そして、そんな三善を見て、先輩が引き出しから一枚のタオルを取り出し、無言で三善の目を覆った。
三善はその時に悟る。
先輩が、三善を副会長の代わりに抱こうとしているのだと。
でも、三善はそれでも良かった。
例え副会長の代わりでも、抱いてくれるなら。そう思った。
そして、その時が来た。
『ゔ………ッ』
グッと腹部を犯され、声が漏れる。
痛みが涙を誘い、息もできない。
『んあぁ……ッ』
先輩が体重を前に掛けると、痛みは更に増した。
でも、涙はタオルに吸われ、その形を表には出せなかった。
先輩はそんな三善の事を知らず、動き出す。
三善は耐えた。ひたすら耐えた。
先輩が副会長の名前を呼ぶのを分かっていながら、耐えた。
それを選んだのは自分。
この痛みや熱だけは嘘ではない。
そう思ったから、三善は耐え続けた。
(これが…セックスなんだ……)
三善は与えられる熱に喜びと、快楽を覚え、そして、そっと先輩の背中に腕を回したのだった。
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