アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
まさかの放置プレイにしおりをはさみました!
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
- しおりがはさまれています
-
まさかの放置プレイ
-
食堂に到着すると、俺の腕を引っ張ったまま壁がガラス張りになった席の方へと進んで行く。丸いテーブルが幾つもあって、席がなくなるということはなさそうだ。
そして食堂の中央に階段があり、2階席がある。
あれが生徒会専用席というものだろう。
うん・・・あれだ、此処食堂とか言っちゃダメ!高級レストラン!
何気に食堂に居た人たちに注目されてて恥ずかしいんですけど!キャーキャー言ってるし、男がキャーキャー言っても可愛くないってそろそろ気付こうぜ?
「いい席空いててよかったな!」
ようやく手を離されると、丸テーブルの1つに旭が腰を下ろす。それに習って他のメンバーも腰を下ろす。
旭の右隣に腐男子君、その右隣に爽やか君、旭の左隣に一匹狼君、俺は残った席である爽やか君と一匹狼君に挟まれた席に腰を下ろす。
余程腹が空いていたのか直ぐにタブレットに手を出す旭、唸りながらメニューを次へ次へと見ていく。
俺はといえば、さっきからずっとニコニコと笑みを浮かべて俺を見る爽やか君と、睨みをきかしているとしか思えない顔で俺を見る一匹狼君に挟まれ居心地悪すぎ。
未だ俺を拉致した旭は腐男子君とメニューを見てあーだこーだと悩みながらメニューを決めている。
俺・・・まさかの放置プレイ?拉致ったんなら最後まで責任もとうよ!
今のこの状況から逃げ出したい俺は色々と整理をしてみることにした。
今、ゲームで言うとどの辺りまで進んでいるのか。
主人公である旭が一匹狼君と爽やか君と仲良くなっていて、けどカツラと眼鏡は装着したままだから・・・えーっと、腹黒敬語眼鏡は別として他の生徒会メンバーにはまだ遭遇してないってことか?
てか、ホスト教師旭の事名前呼びじゃなかったぞ?五十嵐って言ってた。どういうことだ?
真剣に考え込んでいた俺は腕を突付かれハッとして腕を突付いた爽やか君に顔を向ける。
「ね、聞こえてる?」
「あ、ごめ。考え事してて」
「俺達みんなメニュー決まったから、分かんないだろうからタブレットの使い方教えるよ」
「いや、知ってr」
「ん?」
「お願いしまっす!」
やべー!知ってるとか言いそうになった!知ってちゃダメっしょ俺っ!
爽やか君はタブレットを俺に見せながらタブレットの使い方を丁寧に教えてくれた。
メニューを見れば確かに旭が迷うと言ったのも納得できるような美味そうなメニューが並んでいる。
「あのさ、オススメは?」
「「「「全部」」」」
「・・・・・・・。」
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
21 / 27