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26-4にしおりをはさみました!
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26-4
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黒葛から情報を受け取った獅琉は、法定速度も信号も何もかも無視してバイクをとばしてある場所へ向かっていた。
思い出すのは黒葛とのやり取りと麗のこと。
『麗クン、喜川隼に捕まってるみたいだよ』
『喜川...?』
『若頭さんも知ってるでしょ?最近好き放題してる組』
『知ってるが...何でソイツが麗を?...麗は...っ』
『大丈夫、売られたりはしてねーみたい。業者のリストにアルビノの文字はなかったから。ただ...喜川の連中の中に麗クンの姿を見た者がほとんどいない...どういう意味かワカル?』
『...』
『...どういうつもりか知らねーけど、今喜川を仕切ってる喜川隼が麗クンを何処かに、隠してる』
『...な...っ』
『元々色んな組相手に暴れてたのは、ナニカを探してたから...らしいし。あの男、優男みてーな見た目だけど無口で全然優しくねーし.........行くんでしょ?』
『当たり前だ』
『危険な男だよ』
『場所は?』
『喜川隼が夏の間だけ使ってる別荘』
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