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樹里sideにしおりをはさみました!
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樹里side
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今日は入学式だった
この時の僕はいつも通りのつまらない日々が続くと思っていた。
すっごい退屈だなー...
毎年同じことやってるんだしもう入学式なんてやらなくていいでしょ。
僕はつまらないなーと心の中でずっと言っていた。
数分経つと誰かが遅れて入ってきた。
こんな時に遅れるなんて、呑気なやつだなーと思っているとそいつは僕の隣に座った。
僕の隣に座ったやつは前髪がとても長く後ろは縛っている。
変なやつ...
最初の印象はこんな感じだった。
また数分経つと隣から スゥスゥ と寝息が聞こえてきた。
ん?寝息!?
今入学式中でしかも遅刻して来たのに寝てるの!!?
どんだけ神経が図太いんだよ!!!
まあいいや、ほっとこう...
僕は少し呆れながらもどうでもいいや と考えるのをやめた。
『~~~~。では、理事長の話です。』
おっと、耳栓しておかないと...
『理事長お願いします』
「「「きゃーーーーーーーーーーーー!!!!!」」」
樹里が耳栓をしたと同時にいろんなところから悲鳴とも思えるような声があがった。
この学園の理事長はダンディーなイケメンでこの声も毎年聞いている。
外部生の人たちはこの声で気分を悪くする奴が毎年出ている。
ふと、さっきまで寝息をたてながら気持ちよさそうに寝ていた隣のやつが気になった。
チラッ っと見てみるとそいつはさっきと同じように スゥスゥ と寝息をたてながら寝ていた。
....まじかよ
こいつすごいな...
今ので起きるどころかすっごく気持ちよさそうに寝てるんですけど!!?
こいつの神経どうなってるんだよ!?
本当にすごいな...
ある意味尊敬するわ...
まあこいつみたいにはなりたくないけどね。
なんてどうでもいいことを考えているといつの間にか理事長の話がおわっていた。
...いつの間に...
「「「きゃーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」」」
....またかよ...
今度は生徒会か...
毎年毎年煩いんだよねー
なんかイライラしてくるし...
生徒会が出てきた途端に倒れるやつとかもいるし...
どんだけ好きなんだよ...
っていうか、こいつ全然起きないな...
どんだけ爆睡してるんだよ!
流石にこれだけ煩かったら誰でも起きるでしょ!!?
本当にすごいな!ある意味!!
志「...zzz....んん....zzz」
志乃は少し唸ると樹里の方に倒れてきた。
樹「っ!///」
って、なんで僕は赤くなってるんだ!!?
別にロン毛の男が倒れてきただけだろ!
落ち着け、落ち着け...
志「...zzz」
「これで入学式を終わります」
ドキン...ドキン...ドキン...
落ち着け...取り敢えずこいつを起こそう...
樹「...ふぅ....」
なんで俺はこんなに緊張してるんだよ!!?
....あれ?誰もいない...
いつ間にか全員出てたのか...
多分生徒会とかにみんな夢中になってて僕らに気がつかなかったのかな?
.....ってことは、今体育館に居るのは僕とこいつだけ...
......ふ、二人っきり...
樹「っ////」
僕は何を考えてるんだ////
そんなのどうでもいいじゃないか!
志「....ん.....」
樹里が悶えていると志乃が少し唸るって体を傾けた。
樹「うわっ!!?」
ガシッ
樹里は志乃が倒れる一歩手前で志乃を支えた。
いや、支えたというより抱き締めたという方があっているだろう...。
どどど、どうしよう/////!
動けない///!
志「んっ...」
樹「///!!?」
志乃がまた唸って顔を動かすと顔の前にあった長い髪が横に動き、それまで見えていなかった顔が見えるようになった。
とても綺麗なかおだった。
睫毛が長く白い肌にピンクの唇....
そして...
右目に黒の眼帯をしていた。
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