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報われずとも ３にしおりをはさみました!
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報われずとも ３
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バレンタインには最近は男同士でも流行ってるなんてでまかせで、友チョコを作って渡した。
誕生日には母親が言ったからと嘘をついて、そいつが好きなキャラクターの人形を作った。
話せる口実を用意して、会う理由を考えて
それほどまでに、好きだった。
好きで好きで好きで、たまらなく好きで
毎日涙を流した。
けど、ある日を境に話す機会は無くなった。
少なくなったんじゃない、無くなった。
100から10にじゃない、100から0だ。
俺が、そいつのことを好きだという噂が流れ出したのだ。
冗談半分に情報源を探れば、それは俺の恋路を唯一相談してた俺の親友だった。
どうしてだ、友達なのに、
泣きながら問い詰めた。親友の口から出てきた言葉は
｢我慢出来なくて｣
その一言だった。
俺はその日から親友と距離をとった。
俺の想い人とは、そこから5年経つ今でも話していない。
しかし未だに想いは止まらない。
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