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此処は…にしおりをはさみました!
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- しおりがはさまれています
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此処は…
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目が覚めたら其処は見知らぬ場所だった
俺は今まで何処で何をしていた…?
今いる場所は森の中でどこを見回しても何もない
目が覚める前の事は思い出そうとすると頭が痛くなるし、さっきから歩いているのにどこも同じような場所ばっかり通っているような錯覚さえ感じる
いや、実際そうなのかもしれないな…
日が段々と落ちて来ているし、暗くなる前にせめて空家でもいいから寝泊まりできる所を探さないと…
しばらく歩いていたら一部分だけ木が無くなっている場所を見つけた
そこには小さな小屋があり、何処かの御伽噺に出てきそうななんとも可愛らしい小屋があった
「男の俺が可愛らしいとか…似合わないな」
フッと鼻で笑いながらその小屋に向かう
小屋の前に来たはいいが、もしかしたら誰かいるかもしれないよな…
そう思い、ノックをすることにした
コンコン
「すみません、何方かいらっしゃいますか?」
声を掛けてみるが、しんと静まり返るだけだった
もう少ししてからもう一度ノックをする
コンコン
「すみませーん」
やはり誰もいないらしい…という事で俺は中に入る事にした
誰もいないが、一応挨拶はしておこう
「おじゃまします」
中に入ると、驚いたことに家具やら材料やらが揃っていた
誰もいないと思ったけど、住んでいたんだな…
勝手に入ってしまって大丈夫なのだろうか
そう思っていた丁度その時、
ガチャ
「ただいま……」
「…(汗」
家主が帰ってきてしまった
どうしよう…住んでいるのは分かっていたけど、こんなに早く帰ってくるとは思わなかった…
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