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【ちなは】*04にしおりをはさみました!
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【ちなは】*04
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少し興味が沸いて、会長サマの陰から瑠璃さんの手の動きを目で追う。
「気になりますか?気になりますよね?見せてあげますよ。何なら、写真にも出来ますけど、どうします?」
「瑠璃姉、何やってんの?」
僕たちの後ろから、弟くんペアが現れてすぐ横を通過していく。
「見て分かんない?ちなは先輩を呼んでんの!」
「だから『何で呼んでるのか?』って、聞いてんだけど。」
楓月くんが財布を取り出して、キッチンカーに足を進めた。
「仲良くなりたいからよ。」
「ふーん。実紀、何食べる?」
「このトリプルベリーかな。生クリームもお願い。」
チラッと、僕を振り返って興味なさそうに実紀くんに視線を向ける。
楓月くんには、あまりよく思われていないようで。
それも無理はないけど…
実兄のセックスパートナーが男の僕なんて、異性愛者から見たら理解出来ないだろうし…
「ちなはさん、足は痛みますか?」
「大丈夫。それより、この近くで、アシカショーがあるみたいなんだけど…」
入り口で貰ったリーフレットを広げて、今の現在地を確認した。
「行ってみます?」
「うん、きいやちゃんたちは…」
「適当に過ごしてるから、行って来ていいわよ。心配しないで、一人にはならないから。」
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