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噛めば良かったのに。にしおりをはさみました!
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周りに目を向けてみると現実でもホモっていることを学んだ。現在友達の腐女子が発狂中。
噛めば良かったのに。
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「そう言えばその助けてくれた救世主の名前は?」
いきなり話を戻しやがった。
が、残念だったな。
「名前なんか知りません。」
「一応痴漢から助けてくれた人だろ?」
知らないったら知らない。
「薄情な奴だなー。塚本は。」
とか言ってくるが、
「別にいいだろ。まあ、助けてくれたことには感謝してる。」
「ツンデレか。」
ツッコミのキレが半端ない。かっこいい。
が、ツンデレは俺ではなく、俺の好きな女の子のタイプだ。
いいよな。ツンデレ。
抵抗するところがまたいい。
「ついでに、黒髪ロング美女ならなお良し!!!」
「なんの話だ!?」
おっと、考えていたことが声に出ていたか。
なら、考えていたことを言おうか。
「ツンデレの黒髪ロング美女っていいよな!」
「なんでいきなりツンデレ黒髪ロング美女の話しになった?……あれか私がツンデレかってツッコミしたからか?だからって話し逸れすぎだろう!」
長いな。噛めば良かったのに。
「話をそらす魂胆か?そうはさせぬぞ。話を戻すぞ、その救世主同じ学校なんだろ?」
クソッ、バレたか。
「そうだけど?」
少し、やり投げに中原の質問に答えた。
「だったら、廊下でばったり!ってこともあるのか!?」
「嫌だな。」
最悪だなそれ、絶対嫌だな。
「何故だ!いいじゃないか、電車で痴漢にあっているところを助けてくれた奴に、逆ギレして走って逃げたがそいつと通っている学校でばったり再会!めっちゃいいな。
出来れば痴漢にあって困って泣きそうな女顔の男、それを助けたイケメンくん。がその女顔に、助けてなんて言ってない!と逆ギレして女顔は、逃げてしまう。その数日後そのイケメンくんが同じ学校に転校してきて、同じクラスで隣の席になってしまう。が、女顔はイケメンくんに惚れてあってしまう。そのあとは、……腐腐フフフフ。」
「中原さん落ち着きましょう。」
こいつの想像力が凄い、噛めば良かったのに。(二回目)
「これはいい話が聞けたな。」
ありがとうと言いながら自分の席に戻っていった中原。
くたばれ。
少しして、鐘がなった。
ホームルームが始まる時間だ。
結構長く話してたな。
そんなこと考えていたら
ガラッ
と、音をたてて先生が入ってきた。
「席つけー。」
ほとんど棒読みの先生の言葉で生徒が席につく。
やる気ないなこの税金泥棒めっ。
ここから先は、普通にいつも道理過ごした。
違うところと言えば時折中原がチラチラ俺を見ていたことだろう。
止めてくれ。
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