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18歳以上ですか?
壱にしおりをはさみました!
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壱
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「ひぃくん、何買うのー?」
「んー、秘密」
「えぇー」
どうも、碧です。
今日は、僕の大切な彼氏、ひぃくんとショッピングセンターに来ました。
ここまで電車で30分、電車嫌いな僕にはとても苦痛だった…。
ん、「行かなきゃいいじゃん」って?
そんなワケにはいきませんよ!
少しでも長く、大好きなひぃくんと一緒にいたいんです♪
「ちょっとここ見て行こ」
そう言ってひぃくんが入っていったのは、ストラップなどが売っている雑貨屋さん。
ひぃくんって、こういうの興味ないはずなのに…。
なんでだろ?
誰かにプレゼントするとか?
もしかして、浮気だったり…?
「ないない!」
「んー、どしたぁ?」
「あ、ううん。なんでもない!」
どうやら、声に出てたみたい。
泣き虫でバカな僕を恋人にしてくれたひぃくんを疑うなんてありえない!
うー、でも…。
「碧ー?ねぇ、聞いてる?」
「え、あ、なに?」
「買いたい物見つかったから、買ってくるね」
「う、うん」
考えるのに夢中で、ひぃくんの声聞こえなかった。
ひとまず、考えるのやめよう…。
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