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記憶_1にしおりをはさみました!
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記憶_1
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息つく間も与えられずに体が反転させられ、正常位に持ち込まれる。
「オマエの体は男を受け入れる為だけにあるんだ。使い道があってよかったなぁ。」
ぐちゃぐちゃと自分の出した精子の音をたてながら後孔を突き刺し続ける。
その冷たい瞳は、いつも僕を憎んでいる。
黙っているのが気に入らなかったのか容赦なく脇腹に鞭を振るわれ、乳首を摘み上げられる。
「ひぃっ、やぁあーっ」
痛みの中から快楽を拾ってこようとする自分に吐き気がする。
生理的な涙が溢れて、それを見て夏彦が鼻をならす。
「痛いのがそんなにいいか。そんなに締め付けて。礼くらい言えないのか?」
息が上がるくらい鞭を浴びせながら、僕に言葉を言わせようとする。
言わなければ今度は本格的な暴力が襲ってくる。
「くうっ…使っていた、だいて…あ、ありがとうございますっ…」
つい先週、ここで夏彦を逆上させて鎖骨にタバコをおしつけられたばかりだった。
思い返しても、ぞっとする。
あの痛みに比べれば思ってもいない事を口に出すくらい、どうってことない。
「オンナの顔してるのに、こんなものがぶら下がっているなんてな。見ててやるから出せ」
夏彦はいつも僕に自慰をするように指示を出してくる。
屈辱的な姿を見てあざ笑うのだ。
躊躇えば挿入したままでも構わず腹を殴られる。
恐る恐る性器に触れると鞭を連続で落とされ、思う様に触れない。
それでもなんとか指を絡める。
挿入している鬼が見えないように目を閉じて現実から意識を放しながら、ゆっくりさする。
「ひっ…やあーっ、あうっ…」
ゴンゴンと激しく体を揺さぶられて情けない声が上がってしまう。
痛いのに、先走りが指に垂れてきてそんな感覚を呪う。
_こんな行為に感じてなんかいない_
そう自分に言い聞かせる。
それなのに奥に突き立てられて自分でさする性器からは快楽の波が送られてくる。
激しくなる夏彦の動作にあわせるように自分の手の動きも早くなる。
「これはオマエの淫乱な血を慰めるためだ。こんな汚い血を持つオマエを抱いてやれるのは僕だけだ。出したければ許しを乞え。オマエの汚い体液を出すには僕の許しが必要だろう」
楽しそうに言い、僕の喉に手をかける。
圧迫するように押さえつけられて目を開くと蔑んだ瞳が視界に入る。
酸素が供給されなくて苦しむ僕を見ると夏彦は喜ぶ。
息苦しさにもがきながら、なんとか声を出す。
「ごほっ、ごほっ…ぼ、ぼくは、兄さんの、ど、奴隷です。い、んらんな体に…ご、ご褒美をく、ください。」
教えられた通りの台詞。
殺してくれればいいのに…
「はっ、仕方ないな。出せよ。そうしたらもう一度中にたっぷり出してやるから」
「うっ、ううっ…」
一層激しく突き上げられて、自分の指が生暖かい液体に包まれた。
出した瞬間に自己嫌悪に陥る。
ボクハ、キタナイ…
そんな僕にかまわず、2度目の射精をした夏彦はずるりと自身を引き抜いた。
「吸い出して綺麗にしろ」
ぼんやりとした視界の中でそれを捉えて口に入れる。
自分の肛門に入っていた精子まみれのモノを舐める。
これにはなかなか慣れない。でも殴られるよりはマシだった。
「夏休みになったら精子が出なくなるまで犯してやるから楽しみにしていろよ。」
ゾッとするような言葉を吐いてシャワーを浴びに行く夏彦を見送る。
こんな生活がずっと続くと思うと気が狂いそうだった。
でも実際に狂ってしまっている彼女を見ると、ああはなりたくないと思うのだ。
だから暗示をかけた。
_これは僕じゃない。犯されているのは僕じゃないし、感じているのも僕じゃない
彼女は母親じゃないし、夏彦は兄じゃない_
思い込み1つで、気分は変わる。
気分が変われば生き方だって変えられるかもしれない…
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