アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか？
気にならない視線にしおりをはさみました!
- 文字サイズ：
- 行間：
- 背景色：
- しおりがはさまれています
-
気にならない視線
-
最近、いや数ヶ月くらい前から、変な視線を感じる。
速見 健人。
高校に入学した当初から喧嘩が絶えず、目付きの悪さと風貌から学校じゃ孤立している男。
大人しく目立たず楽しく高校生活を送る俺からすれば、関わる事もないだろう存在だ。
同級生ではあるが、同じクラスになったこともないし、挨拶すらしたことがない。
そんな俺が何故、その速見 健人から熱烈な視線を送られなければならないのか。
「・・・はぁ」
気付かないフリを続けているが、正直かなり面倒だ。
かと言って「見ないでくれ」なんて言えば絡まれるのは間違いない。
俺は平穏無事な学校生活を続けたいんだ。
まったく、何があったから俺は、こんな面倒な目に会わなきゃならないんだ。
ため息を吐きながら、俺は速見 健人の視線を気にせずに、今日も平穏な日々を送る。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
2 / 73
