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18歳以上ですか?
2にしおりをはさみました!
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眉尻を下げて照れたように笑う橘は幸せそうで、そんな橘を見てるとこっちまで嬉しくなるようだった。
相手が三國じゃなければの話なんだがな。
そんな風に思っていたら、速見が身を乗り出した。
「男相手に告白って、勇気あるな。スゲーよ、お前」
―――へぇ、速見が俺以外を褒めるの初めて見た。
いや、そもそも速見が俺以外と話す事自体あんまりないんだけど、
・・・でも、新鮮だ。
「まぁ、俺がゴリ押ししたんだけどね」
「うん。それがスゲーよ・・・告白自体スゲーことなのに・・・尊敬する」
「そう、かな・・・えへへ・・・、なんか速見くんにそう言ってもらえたら嬉しいなぁ」
「俺じゃなくたってスゲーって思うと思うし、橘みたいな奴に好きだって言われて、三國も幸せだろうな」
・・・新鮮、なんだけど、
なんだこれ、全然会話に入れないっつーか
なんか・・・
「ふえっ!?えっ、そ、うかな・・・そう思う?」
「ああ、橘いい奴だし。三國も橘と居る時は楽しそうにしてるしな」
「ほ、ほんとに!?」
「そんな嘘つくような奴に見えるか?」
・・・なんか、この感じ、
胃の辺りがムカムカしてくる。
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