アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
apr.22.2017 可愛いからこうなります!!にしおりをはさみました!
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
- しおりがはさまれています
-
apr.22.2017 可愛いからこうなります!!
-
明るいな、今日は天気がいいらしい。
真っ暗だった朝の時間は目を覚ますとすでに明るい。日の入りが早くなり、暗くなるのは遅くなる。季節が変わる実感は太陽だよな。
寒い、暑いは勿論季節のバロメーターだけど、俺の冬はとても暖かいものに変わった。つねに隣にある体温によって布団の中で縮こまることはない。
そろそろモゾモゾしはじめるだろうハルをそっと抱き寄せる。
ん・・・あったかい。
あったかくて可愛いいなんて最高だよね。
寝起きがよろしくなくモゾっとするハルはワチャクチャにしたくなる。うがああ~~ワチャクチャ!っていう衝動を抑えるのが大変。一緒にいるのが当たり前になっても、ハルは俺を惹きつけ続けている。未知のスーパーフードの虜になってから、もう他の物を食べる気がしない。
「くるし・・・」
「あ~ゴメンな。おはよ。」
「おはようございます。」
まぶしそうにパチパチ瞬きをしたあとハルは窓を見た。カーテンの向こうから光が射しこんでいることに満足したように頷くハル。
「今日はいい天気になりそうですね。」
「もう雪はいらんよ。」
「ですね・・・でもお店のストーブが無くなるのは寂しいですよ。」
「火を落としたら、あれはオブジェ。雰囲気作りの小道具だな。」
「大道具ですって。」
ハルはモゾモゾしながら俺の胸にくっついた。うがあああ~~!!
「心臓が動いてます。」
「動いてなかったら死んでるって。」
「・・・落ち着きますよね。トクントクンっていうリズム。」
「子宮の中で聞いていた音だからとか、そんなんだっけ?」
「どうでしょう。でもミネさんのだからです。他の人の聞いても何も思わないだろうな。今度理さんの聞いてみようかな。」
理にピトっとくっついて左胸に耳をあてる?服着ててもそれダメでしょ、絶対ダメ!
「却下!」
「ふふふ。」
うがあああ!!
「俺がダメ出しするってことは、飯塚はもっとダメだろ?首根っこ掴まれてポイってされるぞ。」
「ん・・それはイヤですね。トクントクン・・・優しい音。」
ハル・・・わざとか?俺をどうしたいわけ?
そうか、飯塚の気持ちがようやくわかった。サトルの「ミネのお腹を見たい。」ってやつね、ダメだわ~盛大にダメでしょ。
でもあれか、ハルは俺が一番だから他と比べて「ほらね、ミネさんのじゃないとダメなんです。」というためのサンプルが欲しいということだ。それはそれで・・・うがあああ!!
サトル発言は飯塚をえぐったんだろうな、グサっとザクっと。心中お察しするよ、鉄仮面君。
「まだトクントクン?」
「ですね。」
「ドキドキに変えるのはナシにしてくれよ?」
「僕何もしてませんよ?ドキドキになりませんって。」
なるだろ・・・君の存在がドキドキスイッチなんだからね。言葉にしてしまうとドキドキしそうだからやめた。
お返しとばかりにハルを俺からグイっと離して今度は俺が左胸ポジションをゲットした。
トクン・・・トクン
「動いてる。」
「もう、ミネさん。僕の真似しないでください。」
「でもなんかさ、動いているっていうのが一番しっくりくる。」
「ですよね。動いてます。」
「優しい音だな。」
「ミネさん?」
「なに?」
「誰かの心臓の音と比べてみようかな~は言わないでください。」
「なんだよ~ハルが言ったんだぞ。サトルの聞いてみようかなってさ。」
「ダメです。」
「え~~なんで。」
「僕のだけ・・・聞いていてくれればいいからです。僕もミネさんがいいです。他のサンプルはいりません。」
うがあああ!!!!ハル!わざとだろ!絶対わざとだろ!
グルンとハルを反転させてマウントポジションをとった俺は、ハルの両耳の隣にドンと手のひらを置いて体を支えた。
まだ少し寝ぼけ気味のハルの顔が真下にある。
「キスする。」
「・・・いちいち断らないでください。」
では遠慮なく頂きます!
唇を重ねてハムっとすると柔らかい感触が心地いい。歯磨きしてない?そんなこといいです、まったく気になりません!
ハルの手のひらが伸びてきて俺の左胸に当てられた。ニコっと笑うハル。くそっ!可愛いじゃないか!
「ミネさん、トクントクンがドキドキになりそうですよ。」
ドッカーーーーン!!!!!
全体重をハルに乗せて、深いキスを仕掛けた。
降参するみたいに俺の背中をタップしていたのは僅かな時間。ゆっくり両腕が背中に回る頃、俺の心臓君はドキドキに変わった。
当たりまえでしょ?
俺達は相当仲良しですから、皆さん心配ご無用です!
(心配していない?ですよね~~~)
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
396 / 474