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It's too good to be true…2にしおりをはさみました!
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It's too good to be true…2
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基本的に定時で仕事を上がる達哉さんは8時くらいに帰ってきた。
俺の姿を見つけるなり、苦笑していたけど別に構わない。
「どうしたの?急に会いたいなんて吃驚した」
「ごめんごめん、ちょっとシたくなっちゃったから」
「俺はどうせ都合の良いセフレですよ~」
「はあー?それはお互い様じゃんー!」
「あはは確かにね」
そんな他愛ない会話を交わしながら達哉さんの部屋に入る。
玄関が閉まった途端にねちっこいキスが降ってきた。
「ちょっ、んん……!は、っふ……ンン-!」
思わず呼吸が苦しくて達哉さんの胸をドンドンと叩いてみるけど、唇は全然離れてくれなくて結局キスだけでぐずぐずにされてしまった。
やっとキスが終わったかと思うと、俺はもう立ってられなくてその場に座り込んだ。
「達哉さん……しつっこい……!」
「えー、好きなくせに」
達哉さんはくすくす笑いながらも軽々と抱き上げ、俺をセミダブルのベッドへ横たえる。
「今日はどうして欲しいの?」
そう聞いてくる瞳は既に情欲の色に染まり、獲物を狩る前の肉食動物のように静かな熱を携えていた。
「ん、好きにして良いよ?」
「いつも好きしてる気がするけど……まあいっか。お望み通りに」
その言葉をスイッチに、俺たちは再びキスを交わし、情事にもつれ込んだ。
達哉さんとのセックスは嫌いじゃない。
面倒なことを全部吹っ飛ばして、ただ求めれば良いから。
必要なのは今ここにある快楽。
それ以外、何もいらない。
その時はそう、思っていた。
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