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危機 6にしおりをはさみました!
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危機 6
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やばいやばいやばい!
さっきから俺の心臓がバクバクとうるさい。
「あ、あの……さっきのって……」
頬に熱が溜まって熱い。
若干混乱しながらも牧野を見る。
愛おしいものを見るような目があった。
「忘れて……くれ……」
そう言うと、直ぐに目を泳がせる。俺は、牧野をジッと見つめてしまった。
だだだだって、キスだぞ?
突然のキス。
何気にこれ、俺のファーストキスだったんだけど!
落ち着け、俺!
落ち着け、俺の心臓!
一人あたふたしていると、牧野がまた俺をチラリと見て言った。
「その……嫌、だったか?」
「嫌、じゃ……ない……」
って、俺何即答してんだよ!
頭で考えるよりも体は素直で、冷めない熱に浮かされている。
牧野も牧野で、さっきの俺の発言に目を見開いている。そして、今度は大きなその手で俺の頬に触れる。
両手で包まれる俺の顔。また、愛おしそうに俺の顔を見る牧野の顔が近づいてきた。
こっこれは!
俺はいつの間にか牧野の手を振り払って、それを拒絶した。
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