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猶予３にしおりをはさみました!
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猶予３
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それは、紛れもない２週間前だった
講義内容は１度聞いた覚えがあって
提出レポートは以前出したものだった
何より、日付がその事実を伝えていた
俺は、本当に、
２週間をやり直している。
そのことが頭を巡って
１日ずっと上の空で過ごしていたらしい
何度かゆうに頭を叩かれ気付けば夕方
１日が終わろうとしていた
「ねえ、ゆう？いま俺たち付き合ってどんくらいだったっけ？」
「なに急に。今日は変だねーいつもだけど。んー。高校で出会って、付き合い始めたのが高２の夏前？だから２年とちょっと？って、こないだ２年のお祝いしたとこじゃねえか。ばかか。お前の薬指で輝いてるのは何だよ。ばか。」
「ちょっと！ばかばか言いすぎ！すぐ気付かないゆうだってばかじゃん！」
そうだった。自分の右手の薬指に輝く指輪
２年記念にゆうからもらった指輪だった
ゆうの首にぶら下がるネックレスに通された指輪がきらりと反射した。
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