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おれのおねがい2にしおりをはさみました!
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おれのおねがい2
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「おれの、俺のお願いは―――」
「うん。」
「もし、ゆうがあの事故で死んじゃったならゆうを生き返らせてあげて。俺の命じゃないから聞いてもらえるよね?」
「....ま、そだね。じゃ、生きてたら?」
「ゆうが、ゆうが生きてるなら、
ゆうの、ゆうの記憶から、っおれのことを、―――――消してください。」
「―――それで、いいの?」
「うん、いいの。ゆうはね、これから結婚したり、もしかしたら男の子と付き合うかもしんないけど、でも、幸せにならなきゃだめなんだよ。俺の指輪つけて、お墓なんか来て、そんなこと、してちゃだめなの。お俺の大好きなゆうは、誰かと幸せになるのが一番なの。」
「――――それで、いいの?」
「いいの。いいから。お願い。はやく叶えて。俺の気持ちが変わる前に、やっぱ嫌って言っちゃう前に、はやく。」
ゆう、幸せになってね。
おれが、ゆうを忘れないから
ゆうは、俺を忘れて笑っててよ
ね、おねがい
「君はゆうくんの最期の言葉なんて聞きやしないんだから。やっぱバカップルだね」
神様の言葉なんて耳に入らず
ただただ泣き続けた
「要くん、叶えたからね。もう、叶えた。我慢しなくていいよ。」
「ゆう、ゆう、ゆうゆう、俺のこと忘れないで。ずっとずっと、好きでいて。指輪も側においてて。ゆう、忘れないで...だいすきだよ.....会いたいよ.....」
「ほーんと、最期までバカップルだね。」
涙なんて枯れないと思った
俺ほんとに泣いて脱水で死ぬかも
あ、死んでるんだ
ぽろぽろぽろぽろ
「要くん、いつかわかんないけど、次に会うときは素敵なおじいさんになってるのを待ってるからね。ばいばい、またね」
「え?」
と言った時にはまた、床に黒い穴
訳がわからずただ落ちた。
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