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悪戯をするにしおりをはさみました!
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悪戯をする
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思い立ったらしっかりと計画して実行するのが僕のモットーだ。
江本修哉の大切なもの...そう、片瀬拓真に軽い悪戯をしてやろうと考えた。
悪いな、片瀬拓真。
恨むならお前の彼氏さんを恨め。
計画をした次の日、僕は大量のプリントを持ち、わざとフラフラしている様子で歩いていた。
片瀬拓真にわざとぶつかってやるためである。
...やることが幼稚だとか僕は全く気にしないぞ!
「あ、危なっ...」
「おーっと、そこの茶髪のイケてるボーイ! 俺の拓真には指一本触れさせねーぞ!!」
あと少しで片瀬拓真とぶつかることができる...!
と思ったところで、どこからともなく江本修哉が現れて僕の持つプリントを支えてきやがった。
どこから現れたんだこいつ。
忍者か。
忍びの者か。
「あ、ごめんね。 少しよろけちゃって。 ありがとう、江本くん」
「......よろけちゃったのならば仕方が無いな!! 気をつけて運べよ!!!」
「うん、ありがとう」
僕がわざと片瀬拓真にぶつかろうとしていたのを勘付かれたのかと心配したが、どうやら違うようだ。
品行方正で秀才な態度で接すると、江本修哉はあっさりと許してくれた。
失敗...か。
違う作戦を実行しよう。
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