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17年-3にしおりをはさみました!
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17年-3
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カチャカチャ。
「……ん。」
物音が聞こえ目を覚ます。
部屋の中は真っ暗でそれに比例して、窓の外も真っ暗だ。
気だるい体を起こし、リビングに向かった。
「あ、裕也くん起きた?」
リビングには弁当箱を洗っている、私服姿の真樹がいた。
…何時間爆睡してたんだろ…真樹たちが帰って来るってことだから…
約10時間は薬のおかげで寝ていたということになる。
「裕也くんったら声かけても全然起きないんだもん。しばらくは寝かせてあげようってナツくんが言うから…。」
「そっか。何か用事でもあったのか?」
「用事…って程じゃないんだけどね。
今日今から宗ちゃんと瞬くんが来るらしいの。」
「はぁ?」
瞬平が来るのはわかるけど。
なんで俺が熱出てんの知ってんのに、宗也が来んの。
正直嫌な予感しかしないんだけど。
「はぁ、まぁいっか。で、ナツと優樹は?」
「二人は今買い出しに行ってくれてるよ。帰ってくるの遅かったから、私が行こうとしたらナツくんがダメって言うんだもん。俺と優樹が行くから私は家にいろって。」
「あー……」
何となくだけど、ナツが真樹を買い出しに行かせたくない理由わかるかも。
二人とも双子でモデルだからな…
優樹も行くのはダメってほどじゃないけど、真樹は女の子だからな……
その辺はナツも考えてるな。
「もー二人して心配しすぎだよ。私も優樹もちゃんと護身術習ってるし」
「護身術習っててもダメ。ほら、風呂入っておいで。明日休みだから宗也も瞬平も泊まってくだろうから、今のうちに入っとけ。」
「はぁーい」
ソファーに座り込み、ナツと優樹が帰ってくるのを待つ。
すると、すぐに玄関のドアが開く音が聞こえリビングから顔を出す。
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