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好き?嫌い?にしおりをはさみました!
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好き?嫌い?
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俺たちは何故か全員女装で先輩と美穂ちゃん?の後を付けていた
梓いわく
『女装ならばれないでしょっ。』
『いやでも、梓は…いつも女装…だし。意味ないんじゃ』
『はぁー?!この姿を見ていつもと同じだって言ってんの?!いつもより30cmも髪長いんだよ?!メイクだって目のとこちょっと釣り目にしてあるし。唇だって、いつもより濃いめなんだからね!!』
だ、そうだ。
本当にこんな事して意味があるんだろうか。
にしてもあの美穂ちゃんと言う人梓とは違った可愛さだ。先輩とも仲良さげだし。
て言うかまずなんで梓はこの2人の尾行なんかしてるんだ?好きなのか?と聞いても嫌い!って言うし。まぁ、俺から見たら結構好きなように見えるんだけど。それに、嫌いなら尾行なんてしないだろうし。
「はぁ…楽しそう…」
2人を見てボソッと声を零す梓。
悲しそうな、不安そうな。
少し色っぽい憂いを含んだ、そんな顔をしていた。
まぁ、元々顔は良い方だが、いつもより長い髪と釣り目気味に見えるメイクのせいでいつもより少し大人っぽく見える。きっと色っぽく見えるのはそのせいだろう。
「ねえ、鈴」
俺は隣に立っている鈴に小声で話しかけた。
「ん、何」
「梓さ、やっぱり先輩の事」
「好きだろうな。でも僕達からは何も言わないでおこう?」
「な、なんで!」
「そうゆう事は、自分で気づけないと、誰かに教えてもらっちゃダメだと、僕は思う。」
「…っ…そうだね、」
「だから僕達は、見守ってよ。ね?」
「…うん。わかった」
「そこのお二人さん。イチャイチャは終わりましたか。ほら、先輩達行っちゃう。行くよっ」
俺の袖をグイグイと引っ張る梓。
「うん。ほら、鈴も行こ」
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