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支え。俊哉sideにしおりをはさみました!
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支え。俊哉side
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「鈴木くーん!」
「…何?」
本日何度目かの呼び出し。
まだ2時間目の放課。
次の授業は体育で、いつもなら運動神経抜群の三國くんはサッカーでもバスケでもテニスでも、女子から真っ黄色な声援が飛ぶ…けど。
…今日は俺のせいで見学。
気にするなって言われても、三國くんが怪我してんのは俺のせい。
運転手が居眠りして歩道に突っ込んできたのが悪いんだけど、俺が気づいてれば。
「俺も着替えた方がいいかな?」
「んー…別にいいんじゃない、ほら時間ないから行こう?」
「鈴木くんおんぶ!」
「あほなの?体格考えて?」
おんぶは無理だけど、肩を貸すことくらいなら出来るから、三國くんの横に無言で立つ。
ん、と腕を差し出す。
「…お姫様だっこ?」
「もっと無理だよ!肩貸すから!ほら。」
「……ちっさい」
グーぱんをくらわせそうになるのを我慢して、拳をパーに変えて三國くんの背中にまわした。
…支えになれてない気がする。
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