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階段。拓海sideにしおりをはさみました!
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階段。拓海side
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鈴木くんが使いにくい松葉杖の代わりに俺を支えてくれて、右脚が床につかないように歩く。
鈴木くんは細いしちっさいから体重は掛けられない。
支えとしては…機能しない…かな?
けど、ぬくもりが松葉杖とは違うし、なんか幸せな感じ。
「へへー」
「…何にやけてんの?置いてっていい?」
「えっ?俺にやけてた?まじ?」
「エロいことでも考えてたのー?スケベー」
すっげ棒読み!
すっげ無表情!
手すりと鈴木くんにつかまって階段をおりていく。
「鈴木くんのこと考えてたー」
「…俺で何でにやけるの?」
ちょっと変な表情をされた。
照れ…とは違うし…軽蔑とも違う…変な表情。
「それはー…うわぁっ!?」
鈴木くんを見ていた俺は、階段を一段踏み外して。
まぁラスト一段を踏み外しただけだから大丈夫なんだけど…
「…ごめーん」
「三國くん大丈夫?!」
「全然なんともなーい!鈴木くんは?」
「潰れそうなだけで何ともない早くどいて…!」
俺は鈴木くんを巻き込み、踊り場へ倒れていた。
鈴木くんが俺の身体の下で逃げようともがいている。
つまり押し倒すような感じで…あれ。やばいかも。
チャイム鳴りそう。
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