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この気持ちについて。拓海sideにしおりをはさみました!
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この気持ちについて。拓海side
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「…何やってんだ、俺。」
ティッシュを捨てた。
今日は何か、何故か分からないけど鈴木くんのあの真っ赤な顔が浮かんでしまって。
どれだけ消しても、上書きしても、最後は鈴木くんを考えてしまった。
「…好きなのかな」
口に出すと自覚してしまった。
いや、気の迷いだろ…?
自覚すんなよ。
きも。俺きっも。
女の子ってちっさくて柔らかくていい匂いで。
中学生のときからよりどりみどり!
…だった俺が高校入ってから彼女作るのに躊躇ってた原因………鈴木くん?
この子もなんか違う、とか思ってた理由も鈴木くん?
仮に。
仮に俺が鈴木くんを好きだとして。
急すぎやしないか。
あれでも、車に轢かれそうだったとき、俺が鈴木くんを守った理由って。
あの時あの瞬間思ったことって。
「…うわ、何。俺、え。」
思えば、鈴木くんに伝言して告ってきた女の子のときだって。
タイプな子だったのに。
あの時断った理由って。
「……俺、鈴木くんが好きだわ…」
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