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空腹の限界。拓海sideにしおりをはさみました!
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空腹の限界。拓海side
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母さんに起こされて、一つ伸びをしてベッドに座り込んだ。
眠い。
俺が抱え込んだぬくもりはどっかにいってしまったようだ。
ぐぅ。
小さく腹が鳴ったことで一気に目が覚める。
俺昼飯食ってない。
「…ご飯」
ベッドから降りて立つ。
伸びをもう一つ。
「出来てるわよ、顔と手洗ってきたら?」
早く食べないと空腹でやばい。
横にさりげなく横に立ってきた俊哉を確認して、俺は洗面所へ。
「…ごめん、寝ちゃって」
ハンドソープを泡立てながら、謝ってくる俊哉。
いやいや俺は結構幸せだった。
寝顔見れて。
それと同時に切なかったけどね。
「いーよ、俺も起こさなかったんだし」
「そっか、ならいいや」
水で流れて消える泡を何の気なしに見て、棚からタオルを取り出し俊哉に渡す。
俺の幸せは泡のよう。なんて言ってみたり。
「昼寝気持ち良かったなー」
「…拓海寝言言ってたよ」
「え?何て?」
驚いて俊哉を見ると、秘密、と俺を見て笑って、洗面所から出て行ってしまった。
笑った俊哉、可愛いなー…じゃなくて。
言っちゃうと、夢を見てて、それが俊哉とイチャイチャラブラブ?…っていう何とも俺の妄想がそのまんま出てきた夢で。
え。
やばくね。
何言ったか分からないし!!
俺、ピンチかも!!
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