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本音6にしおりをはさみました!
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本音6
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部屋へと辿り着き、扉を開けて中へと入った瞬間に、洸が思い切り和人を抱き締めた。
驚いて、スーツ皺になるから、と体を離させようとすると、洸が「そういうとこ、変にマジメだよなぁ」と苦笑してゆっくりと体を離す。
そこで、洸の欲情した瞳と目が合って、和人はごくりと息を飲み込んだ。
自分だけでなく、洸も、自分のことを欲している。
そのことに、和人はひどく興奮した。
「…シャワー、浴びるか」
スーツのジャケットを脱ぎ、ネクタイを緩めながら、洸がそう言うと和人も頷いた。
同じようにジャケットを脱いで居間へと向かう。
洸の分のジャケットも預かって、ハンガーに掛けてから振り返ると、シャツの胸元を曝け出した洸と目が合った。
「一緒に入る?」
ネクタイを机に置いて、洸が悪戯っぽい笑みを浮かべる。
和人は少し躊躇ったような表情を見せた後、眼鏡を外して机に置く動作と共に、小さく首を縦に振った。
広いとは言えない脱衣所で、大の男2人が服を脱ぐ姿は傍から見ればひどく滑稽だろう。
もう互いに何度も見た肌を晒し合いながら浴室へと入る。
洸がシャワーコックを捻り、丁度良い温度の湯を出して、互いの体へと掛けていく。
その間和人は、洸の引き締まった裸体を熱のこもった瞳で見つめていた。
色が白く、薄くて細い自分の体とは違い、しっかりと筋肉がついていて、健康的に焼けた肌は、美しいとすら思う。
和人の視線に気付いた洸が、何見惚れてんだよ、と茶化すように笑う。
「鈴村の体が、俺と違ってあまりにもかっこいいからさ」と和人が言うと、洸がまた笑った。
「俺は、お前の体、好きだよ。白くて、なめらかで…敏感でさ」
そう言ってコックを捻りシャワーを止め、洸の指先がそっと和人の首筋を撫でる。
何度も和人の体に触れているその指の感覚に、ぴくりと体を反応させる。
そのままその指先がゆっくりと下へと移動していき、胸の突起で止まると、今度はそこを優しく捏ねたり摘んだりされて、和人は小さく喘いだ。
それに気を良くした洸が、空いた掌で少し起ち上がった和人のものを握りこむと、和人はもう一度アッと喘いだ。
「…可愛い、田辺」
洸の掌が上下に動き、それに伴って先端からとろりと蜜が溢れ出す。
狭い浴室で、にちゅ、といういやらしい音が響いて、和人は耳をも犯されているような気分になる。
容赦なく洸の手が動くと、立っているのもやっとで、膝ががくがくと震え出す。
洸の首へと腕を回して、縋るように抱きつくと、ますますその手の動きが早くなった。
堪らず、和人が喉を引き攣らせて喘ぐ。
「あっ!ッん、あ、もう…っ」
そして、そのまま洸の手の中に呆気なく射精した。
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