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学園生活、始動。 3にしおりをはさみました!
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学園生活、始動。 3
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流石に2人で登校するのも気まずいので、俺は銀司さんを置いてさっさと教室へ向かった。
ガラガラと引き戸を開けると、稜がパァッと笑顔を咲かせて近づいてきた。
「おはよう若葉!!ねえ、昨日はなんともなかった?大丈夫?」
少し眉を下げながら問いかけてくる稜はただの天使だった。
「...んー。大丈夫!!」
「いっ!!今の間は何!?」
「いや!なんでもないから!」
「う...嘘だ!!!誰かぁあ!!覚!覚の一族の者を呼んできて今すぐにぃいい!!」
「おい!!!十朱!!稜を不安がらせんじゃねえよ!!」
大慌ての稜と、俺を責める阿久津。
なんか...
妖怪って元気だな...
「なあ、稜。俺本気で大丈夫だから!!!」
とりあえず稜を落ち着かせてっと。
「ほ、本当に...?」
「ん、本当だ。そして阿久津。お前はうるせえ」
「んだとコラァッ!!!ぶち抜くぞてめぇ!!!」
「ぶち抜いてみろやぁああ!!」
喧嘩売ってきたのは阿久津だよな?俺悪くないよな?うん。
「こら、阿久津!!!いい加減にしなさい!」
「な、なんだよ稜!お前は十朱を庇いすぎだクソッ!!んだよ、十朱の事好きにでもなったか!?」
「........ん?」
どうして今俺の名前が出るんだ?
「...まだ、そういうこと言うんだ。大体ね、仁は嫉妬深すぎるの!どうしていつも疑うことしか出来ないのさ!!!」
「........お?」
「それはお、お前が!!可愛いから!!不安になんだよ、俺なんかでいいのかってよ!!」
んだよ完璧蚊帳の外かよ
ふざけんなよ痴話喧嘩かよ
「ばっかじゃないの!?俺なんかって何さ!仁だから好きになったんでしょ!?少しは自信持ちなよ!」
ん...痴話?喧嘩?
「んぇええええええええッ!?」
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