アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
学園生活、始動。 7にしおりをはさみました!
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
- しおりがはさまれています
-
学園生活、始動。 7
-
「おう、遅かったな」
寮へ帰ると、銀司さんがソファに座り、珈琲を飲んでいた。
「....ただいま。」
「おう、おかえり」
このやりとりが、なんだかくすぐったい。
「あ...」
そういえば、もう冷蔵庫に食材が入ってないんだった。
「ん?どうした?」
「あ、いや、俺。夕飯の材料買ってきますね!冷蔵庫の中、ほぼ空っぽなんで」
「おう....場所わかるのか?」
「.......。」
そうだった。
場所わかんねえ。
「.....場所教えてやるから、一緒にこい」
....そして俺はお言葉に甘えて、着いて行くのだった。
銀司さんがエレベーターに乗り、3階のボタンを押す。
エレベーターはすぐに到着し、ロビーのような場所に出た。
「この寮には、ショッピングモールみたいなもんが備わってるから、大方必要なモンはここで揃う筈だ」
「す、すげぇ....」
ロビーを進み、右に曲がると様々なお店が目に入る。
「ここ真っ直ぐ行ったら食材売り場だ」
「わあ、ほんとだ。すげえ、いろいろ売ってる!!!銀司さん、いっぱい買ってもいいか?」
「ははッ、まるで子どもみてぇだな。いいぞ、沢山買え。冷蔵庫に入る程度にな。」
笑われたけど気にしない。
今はそれどころじゃないんだ!!
俺の!!!!
俺の主夫力が!!!!
みなぎるううううう!!!
「よし!!」
俺は買い物カゴを手に取り、夕飯のメニューを考えながらウキウキと歩き出した。
「...ほんとに元気なやつ。可愛い。嫁にしよ。」
そう言って銀司さんが後ろで笑ってる事なんか、気づく筈もない。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
27 / 117