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夏の妖怪大運動会 12にしおりをはさみました!
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夏の妖怪大運動会 12
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朝目が覚めて、隣に眠る温もりに、思わず頬が緩む。
しっかりと筋肉のついた逞しい腕に抱きしめられ、ぐっすりと眠っていたみたいだ。
もう少しだけ、こうしていたい
腕を外し、くるっと銀司さんの方に寝返りを打つ。
分厚い胸板に顔を埋めると、確かな温もりを感じる。
ぎゅーっとくっつくと、銀司さんが軽く身じろぎをする。
やばい、起きちゃったかな
「...若葉?」
優しい声音に、ドキッとする。
今起きるの、めっちゃ恥ずかしいじゃん。
「...若葉」
苦し紛れの寝たふりを続けていると、ぎゅっと抱きしめられる。
正面から抱きしめられるの、初めてだなあ。
なんて馬鹿なこと考えながら、新たな睡魔に襲われる。
ああ、だめだ。
この腕の中で眠るのが
こんなにも幸せだなんて。
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