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No.12にしおりをはさみました!
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No.12
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アラームの音がする。
「ん~...うるさ...い」
寝ぼけながらも音の根源を探っていると人らしきモノに触れる。
えっ、と思ってそろりと見ると先輩の頭に手が。俺の手が!!
「朝から大胆だな、おはよう。」
先輩の部屋に泊まらしてもらってたのをすっかりうっかり忘れてた。
「あ、や、ごめんなさ」
起き上がり、アラームを消し長らく頭を優しく撫でられまた眠気が復活する。
今何時だろうと働かなくなってきた頭で考える。
「まだ5時半だ。寝といていいぞ。」
そんな考えを見透かすような言った先輩は本格的に寝に入る俺の頭を撫でながら笑った。
気持ちいいなぁ...何年ぶりだろこんなふうに優しく頭撫でられるの。
ずっと撫でられたいなぁと思いながら俺は眠気に身を委ねるようにして意識を手放した。
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