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No.8にしおりをはさみました!
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No.8
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「ま、今はいっか。」
先輩はそう言いながら立ち上がって台所に戻っていった。
…え、今はってなに!?こわい!
「お腹空いただろ、何がいい。」
「えーと…あ、親子丼!」
今日の朝やってたテレビで親子丼特集をやっていたのを思い出した。
「親子丼か…よし材料はある。すぐ作る。」
「あっ何か手伝いますっ。」
「いい。お前は客だ座っとけ。」
そうは言われても泊まらしてもらうのは僕だしな…。
「はぁ〜わかった。それじゃお米炊いてくれ。」
「いいんですかっ!」
「そんなションボリされたら断れないだろ。」
そんなに僕ションボリしてたかな、無意識だ。
まあとにかく仕事を与えられたのだから台所に向かおうと、来たもののどこに何があるかわからない。
「炊飯器はそこ、お米はそこの棚に入ってる。」
「あ、はい!」
言われたとこから炊飯器とお米を出して炊く。
「できました〜。」
スタートボタンを押して、終わった事を先輩に報告する。
「わかった、ありがと。」
そう言いながら先輩は頭を優しく撫でた。
「米が炊けるまで20分はかかる、先に風呂に入れ。」
「え、?あ、はい!でも俺服…」
「服の事は気にするな、後で持って行く。」
「わかりました!ありがとうございます。」
俺は軽くぺこりとお辞儀すると、さっき探検時に見つけたお風呂場へ向かう。
それにしてもさっきのなんだったんだろう……
いや、なんだったんだろうって頭撫でられたんだよ…そう、それだけ。
なのに……なんでこんなに心臓うるさいの?
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