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17話にしおりをはさみました!
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17話
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ー多喜っていつから俺の事好きだったの?
ー一目惚れだったよ
初めて会った時の事覚えてる?
ーうん…俺、風邪で休んでたなぁ
ーからかわれてる俺をしょーちゃんはヒーローみたいに助けてくれたね
ー何それ?恥ずかしいんだけど
ー本当にヒーローだって思った
もちろん今でもしょーちゃんは天使で王子様でヒーローだよ
ー多喜、俺の事美化し過ぎ!
今じゃ多喜の方が王子様みたいになっちゃってさー
出会った頃は多喜の方が身長低かったのに
ーしょーちゃんの身長追い越すのが目標だったからね
ーだから毎朝お腹壊しても牛乳飲んでたの?
ー恥ずかしいから言わないでよ⁈
ーまぁ良いじゃん良いじゃん
ーそう言えばさ、俺としょーちゃん中1の時にクラス別れたじゃん?
ーんー?あったなー
ー入学式の日家帰ってめっちゃ泣いた
ー知ってる!多喜の家行ったらめっちゃ目真っ赤にしてたな
ー本当あの時は絶望だった
ー俺も凄い寂しかったわ
何するにも多喜と一緒だったからなー
ーしょーちゃんが全然平気そうにしてたから俺更に泣いたよね
ーあれね、俺も家で泣いてたからね
多喜と一緒が良いーって
そしたら母さんが、2年でクラスが一緒になったら卒業するまで変わらないんだから一緒になれると良いわね〜って慰めてくれたんだよね
ーそれしょーちゃんが俺に言ってくれたよね
だけど2年でもクラス違ったらどうするの?って更に泣いたよね
ーそうだったわ
だけど2年は同じだったから本当嬉しかった
ーしかもさ、クラス離れても実際毎日一緒に過ごしてたからあんまり違和感無かったしね
ーでも多喜って中学上がってから身長伸びて一気に男らしくなってってさ…正直めちゃくちゃモテてたよね
ーあれは逆に何か怖かったわ
女の子って本当凄いパワフルだよね
ー学年の女子の半数は多喜の事好きだったよね、絶対
ー俺はしょーちゃん一筋だったからね
全く興味無かったもん
ー俺、今思ったけど学校中や地域の女子を敵に回した気がする…
ー大袈裟だよ⁉︎でも何があっても絶対にしょーちゃんと別れる気が無いので、重いかもしれないけど一生彼女は出来ないと諦めてください!
ーサラッと爆弾発言だなぁ
まぁ、元から女の子にそんな興味無いから
俺は多喜と居る方が幸せだと思う
ー自信を持って全身全霊で幸せにしますのでずっと一緒に居てください
ーそれってほぼプロポーズみたいなもんじゃないの?
ーそのつもりで言ったよ?
ー…よろしくお願いします
ーしょーちゃんありがとう
…でも本当に夢みたいなんだ…しょーちゃんと付き合ってるって実感が湧かなくて起きたら全部夢オチとかだったらどうしよう
ー…
ー…しょーちゃん?寝たの?
ーえっ⁈しょ、しょーたん⁈
ーしょーたんって何だそれ
ー驚きのあまり噛みました…
ー恥ずかしいの?めっちゃ体熱いけど?
ほら!もう少しそっち詰めてよ?
ーえ?え?まじで?
ーこうやって一緒に寝てたら多喜が起きた時に夢かも?って不安にならないだろ!
ーしょーちゃん…どうしよう…嬉しいけど緊張で寝れないかも
部屋暗くて良かった…今とんでもなく恥ずかしいです
ーんー?俺もかなり恥ずかしさと緊張で今心臓やばいからね?
ーもう…もう!しょーちゃん本当好き
ー俺も多喜が好きだよ
ー…っ…手、握っても良い?
ーあ、ちょっと待って!緊張で手汗半端ないからちょっと今拭うわ
ーそんなん俺だって同じだよ?
ーじゃー気にしなくても良いか
ーしょーちゃんの手って柔らかくて安心する
ー多喜に比べたらちょっと頼り無さそうな手だけど皆んなこんなもんじゃないの?
ー他の人の手の感触知らないから比べられないけど、しょーちゃんの手だから安心する
ー俺も多喜の手しか知らないから分からないけど確かに落ち着くね
ーじゃーん!恋人繋ぎー
ー俺らめっちゃリア充じゃん
ー爆発したくないわ
ー付き合った初日に爆発とか不憫過ぎるわ
ーそうだよーしょーちゃんとしたい事いっぱいあるのに!
ー例えばー?
ーまずはデートがしたいなぁ
ー学校帰りに寄り道したり?映画見に行ったり?結構コース的には俺達のお決まりだけどな
ーうん!恋人としてお出掛けしたい
ー確かにもっと特別に感じるね
ーでしょ?
ーそう言えばさ、俺も多喜も初めての恋人な訳でしょ?
ーそうだね
ーまぁお互いに全部が初めてでさ、たぶん悩んだりすることとかあると思うんだよね
ーうん
ーそれに、ほら付き合ったら何れは…その…エッチな事とかもきっとする訳じゃん?
…あー!こう言う話って結構恥ずかしいんだなぁ
ーしょーちゃんは…その…俺とそう言う事出来ると思う?俺はぶっちゃけしょーちゃんとなら何れはエッチな事ももちろんしたいです!寧ろしょーちゃん以外の人とか考えた事がない…訳で
ーおう…なんかありがと
ーいえ…どういたしまして?
ー俺か…まだ分からないって思う
気持ちの面では嫌だとは思わないけどさ…碌な知識も無いし
だからゆっくりその点は話し合って行きたいなって
ーしょーちゃん…ありがとう
そんなポジティブな意見聞けただけで俺嬉しくてはしゃぎ回りたくなるんだけど
ー深夜だから止めとけよ?
ーいや、流石に実際にはやらないよ⁈
ーちょっとその姿見てみたいけどね
ーちょっと恥ずかしいから!しょーちゃんの前では格好つけたキャラでいさせてよー
ーえ?
ーえ⁉︎
ー多喜…多喜はいつでも格好良いよ?
ー何だろ⁉︎素直に喜べない
ー褒めてるんだから喜べ愚民よ
ー突然の独裁者キャラ⁈
ーんー…
ーしょーちゃん?
ー…
ー寝ちゃった…フハッ…何それ…かわいすぎでしょ?
ーおやすみ、しょーちゃん
今日は絶対いい夢が見られる気がするな
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