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18歳以上ですか?
隣にはにしおりをはさみました!
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- しおりがはさまれています
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隣には
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息をしてるのだろうか
と、不安になる位微動だにしないお兄さんが寝ていた
顔の前に手をかざして、息をしてる事を確かめたのは言うまでもない
ここまで寝相が良いのも不気味だ
変な事さえしなければ、イケメンなのにな
頭も良いし、お兄さんのお母さんからはモテるみたいよーなんて聞いたから、それなりにと思ってたけど、俺にあんな事をするって事は、そういう相手居ないんだろうか
「黙ってれば、カッコいいのに」
ベッドの縁から下を見下ろしながら呟いた
昔から、お兄さんはカッコよかった
何時も、勉強やキャッチボールなんかを教えてくれて、色んな相談にも乗ってくれて、兄弟の居ない俺には、本当の兄が出来たようで嬉しかった
何処で間違ったんだろうか
あぁ、勉強のし過ぎかな
詰め込み過ぎて、どっかのネジが飛んじゃっんだ(そんな訳ないだろ)
不意に、ゴソゴソと音が聞こえてきた
お兄さんが起きてきたようだ
俺は、何故か寝たふりをしてしまった
「惇君?おはよ(´・д・`)σ)з・`) 」
何気に痛い
「まだ、寝てるのかー本当、可愛い寝顔だなぁ。もう少し、寝かせてあげよっ」
言ってる途中も、ツンツンと頬を突かれ続けた
可愛いって
1度、眼科に連れて行った方がいいんじゃないだろうか
「起きる前に、ご飯作っておこうかな。喜ぶかな?」
ふふっと笑いながら、お兄さんが部屋を出て行った
布団から飛び起き、頬を摩りながら閉まった扉を眺めていた
「何がしたいんだろうか」
分からない
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