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二人きり .1にしおりをはさみました!
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二人きり .1
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桜side
「「桜ぁー呼んでるぜ」」
昼休み。
葉佑と紅佑が声を揃えて俺を呼ぶ。
流石双子…
俺が呼ばれるままに進むと、そこには。
「お疲れ様です。雨宮先輩」
恥ずかしい姿を見られた後輩ーー…
「志藤 那雪です」
が、そこにいた。
「ーー…! えと、わりぃな!この前は…」
頭を掻きながら謝ると、那雪は笑いながら気にしていませんと言って、
俺の生徒手帳を差し出してきた。
「あ…あんがと…」
「この前の桜の木に落ちていたんスよ」
ケロッとした笑顔が子犬っぽい。
「じゃ…俺はこれで…帰r「先輩」」
言葉を遮って、那雪が笑う。
「今日の放課後、空いています? 良かったらご飯食べに行きません?」
…マジですか。
今日バイト無いし断れない…
「えと…今日はバイトがあr「ないよ」」
オイコラそこの馬鹿双子…
何人の事売ってんの?
俺は何故か昔から男共に言い寄られる事が多く、目立つ金髪がそれを促していた。
単純にケンカ目的のやつも居たが、中には…俺を犯そうとするやつも居て…
予防策として、二人っきりになる事が無いようにしていたのに。
「良かった。じゃ、先輩…放課後にあの桜の木の下で」
何とも嫌な集合場所を言い残し、去っていく那雪。
隣の馬鹿双子を睨み付けて今日の放課後に付いてきてと伝えると、二人して無理と言われた…
二人っきりになるじゃねーか!
ふざけんなぁー!!
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