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ガッツポーズ (sideアーサーにしおりをはさみました!
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ガッツポーズ (sideアーサー
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夕食を終えユーリの手を引き部屋に戻ろうとすると、ユーリが思い切ったように話しかけてきた。
「あ、アーサーさま……その…き、今日はありがとうございました…」
「…何がだ?」
「おれ…わがままばっか……言って……あ、あっぷるぱい…おいしかったです…!!」
「………そうか。」
わがままなど言っていないわけだが。
だがこの性格もユーリの魅力なのだろう。
それと屈託のない笑顔。
そんな顔で見上げられれば何でもしてやりたくなる。
「……また…近いうちに焼かせよう。」
「…!」
ユーリは顔を綻ばせアーサーに笑いかけた。
眩しい。
「……今日は疲れたろう。早く寝ろ。」
「あ、アーサーさまは……」
「…私は仕事が…………」
と、そこまで言いかけて考える。
こういうときはやはりそばに居てやった方がいいのだろうか。
仕事だと、そう言って今のユーリを1人にして、ユーリは私のことをどう思うだろうか。
………冷たい人間だと…思われるだろうか。
「………いや、今日は何もなかったな。一緒に寝ようか。」
ふにゃりと笑ったユーリに、アーサーは小さく拳を握った。
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