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18歳以上ですか?
規格外にしおりをはさみました!
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規格外
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着いたのは広い広い綺麗な部屋。
どれもユーリの常識に当てはまらないものばかりで、ただただ唖然とする。
「……私の部屋だ。」
「アーサーさまの、へや。」
(へや?へやってもっと狭くて…冷たくて…汚くて…あれ…?)
ユーリが混乱していると、扉をノックする音が聞こえた。
「入れ。」
声がかかると、メイドがそそくさと入ってくる。
「……失礼します。ご用件は何でございましょうか。」
「ああ…こいつを隅々まで洗え。」
アーサーはそれだけ言うと、メイドに耳打ちし
「……を頼む。」
と何かを言った。
メイドは何やら一瞬驚いた顔をしたが、一礼をするとユーリの手をとった。
「かしこまりました。」
「あ、…」
ユーリは手を引かれながら、少し不安な顔をしアーサーを振り返る。
「…あ、アーサーさま……、」
「心配するな。早く行け。」
アーサーはそれだけ言うと、机に向かい書類にサインをする作業を始めてしまった。
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