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Episode41
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『死ねよ、兄さん。穢れてる癖にのうのうと生きてんじゃねぇよ。』
湊の口から吐き出された言葉。
湊はもう俺の背を越していて、何だか他人の様だった。夢だと分かっているのに、心が傷つく。
『穢れた分際で』
『いつまで生きてるのかしら？』
両親の口から俺への罵詈雑言が飛び交う。
的確に、俺は追い詰められて行く。
そうだ。
俺は穢れてる。
人よりも、愛情だって知らない。
使わない知識を頭に叩き込んでいるだけの、ご主人様のラブドール。
セックスばかり知っていて、他は何も知らなかった。
外の世界を見た事だって、極端に少ない。
人よりおかしい俺が、人に優しくされる理由がない。
金だって払えないのに、病院に留まる意味がない。
愛情を知らない癖に、愛情を享受されてはならない。
『役立たず』『ビッチ』『助ける価値もない』
家族からの罵声を浴びる中、俺は新しく聞こえた声に崩れ落ちた。
…ご主人様の、声だ。
『ユウ。君はナカが良いだけのオナホ同然だ。
私の元を離れたのだから、死んでしまえば良い。』
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