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⑤にしおりをはさみました!
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⑤
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場所を変えるといっても人目も気にせずゆっくり話せる所なんて思いつくのは火神の家しかない。
もう来ることもないだろうな、なんて思っていたのに再び此処に来ることになるとは。
リビングに案内されソファに一先ず腰をかける。
火神もその隣に腰をかける。
いざ話しを再開するとなるとなんだかお互い口が開かない。
だけどそんな中先に口を開いたのは火神で、俺の方をじっと見ては、
「‥‥‥もう離れたくない、‥‥んだけど」
「‥‥‥。」
もしかしたら結構火神って積極なんだろうか。
それに顔を真っ赤にしながら。
そんなプロポーズまがいな言葉に思わず俺も顔が赤くなってしまい口を手で覆った。
「‥‥‥‥そ、それでいい。」
結局照れが上回って愛想のない返答を返してしまった。
だけど、青峰らしーわ、と笑っている火神を見てなんだか無性にムラムラしてしまいこのまま押し倒そうと思った矢先
ピンポーンピンポーンピンポーン
何回も連打されるインターホンに邪魔されてしまった。
何だっていうんだ、こんな大事な時に。
出るまで鳴り止まない勢いに火神は慌てて玄関に走っていった。
「あ~‥‥すげぇ良いとこだったの‥」
「何が良いとこだったんですか?」
「っスよ!青峰っち!」
「あ~うぜぇ。」
お決まりとはこういうことなんだろうな、とテツと黄瀬の間の悪さにはつくづく思い知らされた。
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