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小悪魔と林檎。にしおりをはさみました!
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小悪魔と林檎。
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むぅって顔で如月先輩を睨む。
そしたら如月先輩はクスッと笑ったと思ったら、爆笑し始めた。
「あははははっ!!!」
「へ?え、え?」
爆笑する如月先輩の横で呆れる草薙先輩、そして何が何だか分からない僕。
「花先輩。後輩をからかうのは辞めてあげて下さいとあれほど....」
呆れた声で草薙先輩が言えば、如月先輩はようやく笑いが治ったようでにこやかに言った。
「だってさ、林檎くん可愛いんだもん。梓の事が大好きって顔で見ててさ!からかいがいがあるよね!」
つ、つまり、僕の気持ちは如月先輩にバレバレでからかわれたってこと?
弄ばれたと理解した僕は、それにまんまと乗っかってしまった事が恥ずかしくて泣きたくなった。
「花先輩...」
すると、草薙先輩が咎めるようにもう一度如月先輩の名前を呼んだ。
「はいはい、邪魔者は去りますよー。林檎くん、またね」
如月先輩はひらひらと手を振って、草薙先輩の視線から逃げるように去って行った。
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