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18歳以上ですか?
自己中不良少年にしおりをはさみました!
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自己中不良少年
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「は?」
俺はその少年のビックリ発言に
口をあんぐりあけて間抜けな声を出した。
....正直な感想。
....何こいつ。頭おかしいんじゃ....。
だって今の時刻は昼間ですよ。
普通こんな明るい時間からこんな....
俺は買春なんてしないぞ。
「....もしかして罰ゲームか何かやらされてるのか....?だとしたら悪ふざけが過ぎるぞ。」
軽く怒ったような口ぶり。
多分、悪ふざけなんだろう。
そんなことをしそうな見た目だ。
....少年は、明るい茶髪の髪を斜めに流すようにセットして、前髪の片方を刈り上げたスタイル。
....そしてズボンもちゃんと履いてないし。
なんていったけな、腰パン?だっけ。
ネクタイもゆるゆる。
ピアスも....ありゃあ、何個開けてんだ....
....ていうか思ったんだけど
芸能界のひとなんじゃないかな。
だって、顔....かっこよすぎる....
「ブハッ....!!ハハ....!ハハ!」
「んっ?」
不良少年は急に笑い出した。
腹を抱えて。
楽しくて堪らないのか
足をジタンバタンさせて大笑いしている。
....な、なんだ?
....なんで笑ってるんだ。
俺は混乱し、頭にはてなマークをたくさん浮かべた。
「生ハメとかっ、冗談に決まってんジャーン!ハハハ!!マジうける~!
なに激怒ってんの?(笑)」
「....」
ウッワー。 ウッッワー。
これは大変....これはものすごーくムカつくタイプの人ですね。はい。
まぁでも俺は26で、
コイツは多分16~18くらいのもんだろ?
....俺の方が歳上だからな....
ここは大人の対応だっ、我慢我慢。
「だから....悪ふざけはよくな....」
「道教えてくんね?」
....説教をしようと思ったら
遮られ、不良は真面目な顔でそう言った。
....さっきまで大爆笑だったくせに。
こいつは一体なんなのだろう。
「あのね、あのね。俺さー
最近ここらに引っ越したばっかでぇー
まじ分かんねーの。道。」
「....なんで最初からそう聞かないんだよ....」
「だってそっちの方がおもしれーじゃん!
笑えるっしょ?ね?ね?」
「........」
笑えるのはお前だけだと思うぞ。
俺は何も楽しくないぞ。
....俺は直感した。
こいつは自己中心だ。
....え?誰でもわかるって?....はは、すまん。
えっ?逆に気づくの遅いって?
....すごいな、
俺はまさかの鈍感だとかそういうのか?....まぁそんなわけないか。
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